当院では、排オゾンガスの発生を抑える触媒分解器や、除湿効果に優れた空気処理剤、窒素化合物の発生を抑える水冷式発生体等の安全対策により、いつでも安心してオゾン水を利用できる環境を整えております。
オゾン水とは、オゾンを溶け込ませた水のことです。強い酸化力を持ったオゾンが溶け込んでいるため、オゾン水も同様に、強い酸化力があります。
殺菌、除菌、脱色などの用途によく使われます。気体のオゾンと同様に、酸化すると酸素に戻り、なくなってしまいます。
水中に溶け込んでいるオゾンの量は「ppm」という単位で表されます。ppmは100万分の1という単位で、例えば水1リットルの中に、1mgのオゾンが溶け込んでいれば、1ppmとなります。1ppm以上の溶存オゾン濃度のオゾン水であれば、ほとんどの菌体(例えば大腸菌やインフルエンザウイルス・ノロウイルス・カビなど)を殺菌できます。
※2ppm以上の濃度であればほぼ確実に死滅します。
※厚生労働省国立感染症研究所調べ(旧:予防衛生研究所)
オゾン水が優れている点は、オゾンの不安定な性質により数十分で酸素と水に戻るので残留性のない殺菌水として使えるほか、塩素系殺菌剤やエタノール系殺菌剤が使えない場合にも使用できるという点です。